不登校の背景や現在の状態は一人ひとり異なります。オンライン家庭教師は、自宅で1対1の授業を受けられるため選択肢の一つになりますが、すべての子に同じ方法が合うわけではありません。本人の安心を優先し、学習・生活・心理面を一つに決めつけないことが出発点です。

最初に確認

心身の不調が強い場合は、学習を急ぐより医療・福祉・学校など適切な専門機関への相談を優先してください。オンライン家庭教師は医療や心理支援の代わりではありません。

不登校の子がオンラインで学ぶ利点

移動や教室への入室がない

自宅から接続できるため、外出や集団の場に負担を感じる時期でも始めやすい場合があります。カメラの使用や授業時間について相談できるかも確認しましょう。

理解度に合わせて戻れる

学年ではなく、現在理解できている単元から進められるのが個別指導の利点です。「何年生の内容まで戻るか」を一方的に決めず、小さな成功を積める計画が望まれます。

全国から先生を探せる

地域に限定されず、不登校支援、発達特性、学び直しなどの経験を掲げる先生を探せます。ただし「対応可」という表記だけでなく、具体的な経験や授業方針を確認します。

オンライン家庭教師の注意点

  • 画面越しの会話そのものが負担になる場合がある
  • 授業以外の生活支援や心理支援までは含まれないことが多い
  • 先生との相性が学習継続に大きく影響する
  • 出席扱いは学校ごとの判断で、利用だけでは決まらない

先生選びで確認したい6つの基準

  1. 本人のペースを尊重するか:沈黙や体調の波を急かさず、授業量を調整できるか。
  2. 目標を細かく設定できるか:「学校へ戻る」だけでなく、10分話す、好きな分野を学ぶなど小さく設定できるか。
  3. 不登校の指導経験が具体的か:年数や人数だけでなく、どんな進め方をしたか聞く。
  4. 保護者との連携方法:本人のプライバシーを守りながら、どこまで共有するか決められるか。
  5. 教材を柔軟に選べるか:教科書だけでなく、興味や理解度に合わせられるか。
  6. 専門領域の限界を説明できるか:学習指導と心理・医療支援を混同していないか。

体験授業は「続けられるか」を見る

体験前に、本人が嫌がる話題、カメラの希望、話せる時間、好きなことを先生へ伝えます。授業後は「わかった?」だけでなく、「話しやすかった?」「次も同じ先生なら受けられそう?」と負担の少ない聞き方で確認しましょう。

保護者が確認すること
  • 欠席や当日変更のルール
  • 本人が話せない日の対応
  • 授業後の報告方法
  • 学習計画を見直す頻度
  • 困ったときの運営窓口

マナリンク公式サイトには「不登校」の条件で先生・コースを探す導線があり、小学生から中学生を対象に、教科書の学び直しや学習習慣を扱うコースが掲載されています。先生ごとに料金、対象学年、授業時間、教材方針が異なるため、一覧の肩書だけでなく個別コースを確認してください。

例として、公式掲載の不登校向けコースには、週1回60分・月4回で税込22,000円、教材は相談して決めるものがあります。これは一例で、全コース共通の料金ではありません。