定期テスト前にありがちなのが、提出する学校ワークを終わらせるだけで時間を使い切ることです。点数につなげるには、ワークを解いた後に「間違えた理由を確認し、何も見ずに解き直す時間」を残す必要があります。

ここではテスト14日前をスタート地点にして、提出物、5教科の復習、解き直しを順番に進めます。予定どおり進まない日があっても、優先順位が分かるように組み立てています。

始める前に、範囲・提出物・目標を1枚にまとめる

最初に、学校から配られたテスト範囲表を見ながら、教科ごとの提出物と期限を書き出します。範囲表がまだ出ていない場合は、前回のテスト以降に授業で進んだ教科書・ワークのページを確認します。

最初に決める3つ
  1. 5教科それぞれの目標点
  2. 提出物のページ数と締切
  3. 特に時間をかける苦手科目

目標は「全部80点」のように一律にせず、前回の答案を見て教科ごとに設定します。平均点や得意・不得意も違うため、本人が少し努力すれば届きそうな目標にすると、毎日の行動へ落とし込みやすくなります。

定期テスト14日前からの勉強計画

期間取り組むことこの期間のゴール
14日前範囲・提出物・目標を確認毎日やるページ数を決める
13〜10日前学校ワークの1周目分からない問題に印を付ける
9〜7日前苦手問題の解説確認、暗記開始質問が必要な箇所を絞る
6〜4日前間違えた問題の2回目何も見ずに解ける問題を増やす
3〜2日前実戦形式、暗記の最終確認時間配分と取りこぼしを確認
前日誤答だけを軽く復習、持ち物準備睡眠時間を削らず整える

14〜10日前:提出物を進めながら、苦手を見つける

この期間は、答えを写して早く終えるのではなく、最初は自力で解きます。迷った問題と間違えた問題に印を付け、解説を読んでも分からない箇所は、学校や塾で質問するリストにします。

9〜7日前:分からない問題を残さない

数学の途中式、英語の文法、理科の計算など、解説を読んだだけでは理解しにくい問題を優先します。同時に、英単語・漢字・理科社会の用語は短時間でも毎日触れます。

6〜4日前:間違えた問題だけを解き直す

答えを隠し、印を付けた問題をもう一度解きます。正解しても理由を説明できなければ、まだ定着していない可能性があります。似た問題があれば、続けて自力で解けるか確認します。

3日前〜前日:点数にする練習へ切り替える

時間を測って問題を解き、見直しに何分残せるかを確認します。前日は新しい問題集へ広げず、間違えやすい問題と暗記項目を絞って見直します。夜更かしで当日の集中力を落とさないことも大切です。

5教科は、同じ勉強法にしない

数学:途中式を残し、間違いの場所を特定する

答えだけでなく途中式を書き、計算ミスなのか、公式や考え方を理解していないのかを分けます。例題を見た直後ではなく、時間を空けて類題を解けるか確認します。

英語:単語・文法・本文を分けて取り組む

教科書本文を読めない原因が単語なのか文法なのかを切り分けます。単語は「見て分かる」だけでなく、日本語から英語を書けるかも確認しましょう。

国語:漢字・文法と読解を別枠で確保する

漢字や文法は短時間で反復し、読解では根拠となる文へ線を引きます。授業で扱った文章は、ノートやプリントの先生の説明も見直します。

理科・社会:用語を覚えた後、問題で使う

用語だけを眺めて終わらず、一問一答や学校ワークで思い出す練習をします。理科の計算や作図、社会の資料問題は別に時間を取り、解き方を確認します。

平日と休日の時間配分

長時間を一度に確保できない日は、25〜40分程度のまとまりに分けます。例えば部活のある平日は「学校ワーク40分・暗記20分・解き直し20分」、休日は午前と午後に分けて演習時間を増やします。

  • 平日:提出物または演習を1科目、暗記科目を1科目
  • 休日:数学・英語など時間のかかる科目と、1週間分の解き直し
  • 毎日の最後:終わった内容と翌日の最優先をメモ

予定が遅れたときは、睡眠を削る前に優先順位を見直します。「提出期限があるもの」「以前間違えたもの」「配点が高く理解不足の単元」の順に戻すと立て直しやすくなります。

保護者は、監督よりも計画の整理を手伝う

細かく進捗を問い続けると、本人が追い詰められることがあります。範囲表を一緒に確認し、予定が多すぎないか、質問できず止まっている箇所がないかを短く確認する方が実行を支えやすくなります。

  • 勉強時間ではなく「今日終える内容」を確認する
  • 丸付け後の間違いを責めず、質問先を一緒に考える
  • 食事、入浴、睡眠まで含めて無理のない時間にする
  • 本人だけで解消できない場合は、学校・塾・家庭教師などへ早めに相談する

計画は、実行できる小ささにする

定期テスト対策は、立派な予定表を作ることが目的ではありません。今日やるページと、解き直す問題が明確になっていれば十分です。まずは範囲表を開き、提出物を1日分に分けるところから始めてください。